矢幡洋のlife-log-テレビと出版の世界に足を踏み入れて

自分が出したメールの一部を投稿してライフログとしたいと思います。もちろん、差し出し先の方の情報や引用部分はすべて削除し、文中でも具体的な名称や内容に関しては「。。」で伏せています。出版社やTVディレクターさん宛てに出したメールがほとんどですので、その方面に関心がある方には興味を持っていただけるかもしれません。内容的には心理学的な雑学コメントが多いです。本ブログは他にあり、そちらで本気記事を更新した時にはタイトル・サブタイトルを「|」で区切って紹介します

Re:病名の呼称について

 前略

 「恋愛の館」の変形について考えてみましたが、今のところいいアイデアが浮

かびません。もう少し続けて考えてみますが・・・。

 

 専門用語でこれを使えばいいだろうと思われるものが浮かんだら、五月雨式に

お送りしますので、チェックの方をよろしくお願いいたします。

 

・予言の自己成就

 「こうなるだろう」と予想していると、無意識のうちに予想が実現する行動を

とってしまい、その予想通りの悪いことが起こる。

 

国際標準となっている精神科診断基準はDSMⅤですが、昨年アメリカで出版され、

日本でももう翻訳が出ているかどうかぎりぎりの処です。DSMⅤで新しく登場した

診断名については、日本語訳でどのような診断名が正式のものとされるのか、翻

訳が出ないとまだ名称は未定です。先に『精神科疾患診断のエッセンス-DSMⅤの

上手な使い方』という本が翻訳されているので、そちらに載っている名称で書き

ます。 

 

・過食性障害

「むちゃ食い症候群」にあたるもの。これは無理に使わなくてもいいと思います。

・回避・制限性食物摂取障害

 。。さんの場合、どんぴしゃであてはまりそうです。何かを恐れることで、

食事へのこだわりが極端になる傾向です。

 

・行動嗜癖

 これもDSMⅤで新しく入る診断名で、「何かの行動が病的に癖になる」(買い物

依存、セックス依存など)傾向です。

 

・自己敗北性人格障害

 病的マゾヒストのことです。DSMⅢで正式診断名の候補とされ、結局、正式採用

は見送られました。「診断名として正式なものではない」ということで、「そう

いう人は存在しない」ということではありません。人格障害は響きがきついので、

「自己敗北性障害」「自己敗北性パーソナリティ」などとしておけば無難だろう

と思います。